Accessデータベースに別のデータベース等から出力されたデータをインポートする際、CSVファイルを用いることが多々あります。そこで、今回はCSVファイルをインポートする方法を紹介します。なお、CSVファイルはカンマ区切り等によるデータ、固定長によるデータ等様々ありますが、それらに関係なくデータをAccessへインポートできますので、是非活用していただければと思います。
インポートするデータファイル
今回使用するデータは、カンマ区切りとし添付するCSVファイルとし、添付します。なお、表1にも同じ内容を示します。
■サンプルデータの内容
No. | 氏 | 名 | 生年月日 | 管理番号 |
1 | 山田 | 太郎 | 2000/4/1 | B000401 |
2 | 鈴木 | 次郎 | 1998/12/23 | B981223 |
3 | 加藤 | 三郎 | 1985/9/7 | A850907 |
4 | 渡辺 | 花子 | 1948/2/3 | A480203 |
AccessによるCSVデータのインポート
さて、サンプルデータの準備ができましたのでAccessの備え付け機能によるデータインポートをしていきましょう。
まずは、Accessファイルの「外部データ」タブから「新しいデータソース」をクリックします。
続いて、「ファイルから」→「テキストファイル」を選択します。
ここで、外部データの取り込み画面が開くため、対象ファイルのディレクトリパスを取得し、今回は「新しいテーブルにソースデータをインポートする」を選択して「OK」をクリックします。
データインポートする対象ファイルを選択した後、当該ファイルの形式を選択します。CSVファイルの場合、カンマ区切りや固定長データ等様々な形式がありますので、取り込むデータのファイルフォーマットに合わせた設定が必要となります。
今回のデータはカンマ区切りとなりますので、「区切り記号付き」を選択します。
さらに、区切り記号の設定として、今回の場合はカンマ「,」を設定します。この際に、CSVデータのタイトル行はAccessに取り込む必要がないため、「先頭行をフィールド名として使う」にチェックを入れます。
次に、取り込むデータのデータ型やフィールド名を設定します。今回の場合は、Accessで自動認識したものをそのまま設定しますが、例えば「数値型」ではなく「短いテキスト」型であれば、都度設定をしなおしてください。
取り込むデータは一意のものかを識別するために、主キー(プライマリーキーの設定)をします。なお、主キーの設定は必ずしもする必要はありません。
最後に、取り込んだデータのテーブル名を決めます。今回は「T_test」テーブルを作成するようにしました。
最後に、インポート完了の確認をして、処理を終了します。
インポートが完了しましたので、早速データを確認してみましょう。今回は「T_test」としてインポートをしていますので、当該テーブルが作成されていることを確認して開いて見ます。結果は図11に示すとおりです。
図11に示すように、サンプルデータのインポートができていることが確認できました。
まとめ
今回は、テキストファイルのインポートとしてCSVの取り込み処理をしました。CSVファイルは様々な場面で扱う機会があると思いますが、データ量が大きい際に、Accessへの取り込みが必要になった場合は、本記事を参考にしていただければ幸いです。
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