Accessのデータ型には、日付/時刻型があります。様々なシーンで日付情報、時刻情報が必要になります。特に、「今日」あるいは「今すぐ」の情報が必要といったときに用意されているのが、今回紹介する「Date関数」と「Now関数」です。
AccessにおけるDate関数
「今日」の情報を取得する際に用いるのが「Date関数」です。例えば、次のようなソースコードをVBAで入力してください。入力後に実行すると、「yyyy/mm/dd」の形式で今日の日付が表示されます。
Public Sub date_sample() 'メッセージボックスに今日の日付を表示する。 MsgBox Date End Sub
ここで、注意していただきたいことは、Excelの場合に「今日」の日付を取得する関数が「Today関数」という点です。また、Excelにおける「Date」は、引数として「年」、「月」及び「日」を任意に指定して、これらより日付情報を返す関数であり、Accessとは機能が異なるという点にも注意が必要です。
以上の点を踏まえて、
Access → Date
Excel → Today
の関係を覚えておいていただければと思います。
Accessにおける Now関数
先ほど紹介したDate関数は「日付」の情報までを取得するものでしたが、「今すぐ」といった時刻情報まで取得しなければならない場合には「Now関数」を用います。
以下のソースコードをVBAで入力して、実行してみてください。
Public Sub date_data() 'メッセージボックスに今すぐの日付・時刻を表示する。 MsgBox Now() End Sub
Now関数の場合は、Date関数と異なり、「Now」の後ろに「()」が必要となります。また、先のDate関数と異なり時刻情報まで表示されるようになりました。
このように、Now関数はDate関数を網羅的に含んだ情報を取得することができます。なお、Date関数により取得した値の時刻情報は「00:00:00」となります。
特に、日付/時刻情報から時間を算出する場合に、これらの関数による取得内容によって結果が異なってきますので、その使い方には注意をしていただければと思います。
まとめ
今回はAccessによる日付/時刻取得方法として、Date関数とNow関数を紹介しました。データベースによる日付管理等情報を取得する際に、これらの関数は非常に便利なものなので、是非その使い方を覚えておいていただければと思います。
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