Accessのフォームを作成する上で、テキストボックスやラベルオブジェクトを用いることは多々あると思います。この際に見栄えを良くしようと、決まったフォントを使う方も多いのではないでしょうか。
しかしながらAccessの初期設定は「MS Pゴシック」等で固定されているかと思います。そこで、本記事では既定のフォントを変更して、効率良く作業をするための方法を紹介します。
初期フォントの確認
まずは、Accessフォームでテキストボックスやラベルのフォント設定がどのようになっているかを確認しましょう。
フォームを新規作成し、テキストボックスやラベルオブジェクトを追加します。そして、ホームタブからフォントを確認すると、図1のように「MS Pゴシック」になっていることが確認できます。
既定フォントの変更
それでは、既定フォントを変更していきましょう。といっても、設定方法は至って簡単です。
フォームデザインツールの「フォームデザイン」タブをクリックし、「フォント」をクリックします。続いて、例として「Century Gothic」を選択します(図2)。
フォントパターンを選択すると図3のようにフォーム上の各テキストボックスやラベルのフォントが一括で変更されます。今回設定したフォントパターンでは、「メイリオ」を使っているため、それに応じて各オブジェクトのフォント変更がされていることが分かります。
フォントパターンをカスタマイズする方法
これまで見てきた方法は、既に作成されたフォントパターンを設定する方法でしたが、自身でフォントパターンを作成したいという場合もあります。
そこで、フォントパターンをカスタマイズする方法を紹介します。
図4に示すように、フォームデザインツールの「フォームデザイン」タブをクリックし、「フォント」をクリックした後、「フォントのカスタマイズ」を選択します。
続いて、図5に示すように「新しいテーマのフォント パターンの作成」ダイアログボックスが表示されるため、英数字用、日本語文字用のフォントを設定することができます。
また、設定したフォントのパターン名称を決めて保存することで、以降は自身で作成したフォントパターンを使用することができるようになります。
作成したフォントパターンは図6に示すようにユーザー定義の項目に表示されます。
このようにして、自身で作成したフォントパターンを利用して効率良くフォームの作成を進めることができます。
まとめ
今回はフォームを作成する際に、テキストボックスやラベルオブジェクトの既定のフォントを変更する方法を紹介しました。本記事で紹介した方法を用いることで、効率良く作業を進めることができますので、是非ご参考になさってください。
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